本気で向き合っていますか?

【保育士は子どもに好かれなきゃいけない。】

【子どもが寄っていかない保育士はダメな保育士。】

 

新学期。

こんな言葉に取り憑かれている保育者をたまに見かけます。

 

保育者も子どもも新しい環境の中で

期待と不安が入り混じった時期なのではないかな、と思います。

 

あせる気持ちもわかります。

 

 

 

 

ですが、あえて言いたい。

 

 

あなたはその子どもたちに本気で向き合っていますか?

と。

 

 

 

信頼関係ができるまでの間は

まずは子どもの不安や悲しみを感じ、共感し

それをひとつでも取り除くべく心を砕かなくてはいけない。

 

そしてその後にはその子ののびやかな発達・成長の手助けをしていくために

手を出すこと手を出さないことの両面で援助をしていく。

 

 

 

不安の反対は安心。

安心は慣れ親しんだ環境、慣れ親しんだ人で構成される。

ある程度の時間がかかるのは子どもでも大人でも一緒。

 

だから大丈夫。

そんな気持ちで子どもと接していれば

必ず信頼関係は結べていくもの。

そして、子どもは安心して保育者の元を離れて

自分の、あるいは自分とおともだちの世界を広げていくことができるでしょう。

 

 

 

 

 

 

時々、強烈なリーダーシップをもって

子どもたちを惹きつける「力のある保育士」を見ることもありますが

これも二つのパターンがあると思っています。

 

ひとつは

個々の子どもの発達や様子をよくわかった上で

その発達に合った遊びや環境を提供できる。だから子どもが付いていく。

子どもは「ちょっと頑張ったらできる」っていうことが大好きですから。

 

もうひとつは

ワンマンに引っ張っていくタイプ。

これは一見子どもが付いていっているように見えますが

「付いていかないと放っておかれる」といった危機感があって、ある種の恐怖政治です。

まだまだ1対1の関係しか結べない小さい子は

自分を守ってくれる存在を無意識に探します。

 

 

 

さて、どちらのほうが子どもの心が満たされるでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

私が以前いた保育所は2歳児クラスまでは「担当制保育」でした。

育児担当制とも呼ばれますが

保育士が受け持ちの子どもの担当を決めて保育を行うことです。

これにはメリットデメリットがあると思いますが

子どもの心・情緒の安定をはかること

子どもの生活の基盤を作ること

保育者の育成

これらにおいてとても優れているシステムだったと思っています。

 

 

 

それに対するのが一斉保育。

受け持ちを決めずに保育者全員でクラスの子どもたちを保育する。

これにももちろんメリットもデメリットもありますが

これはなかなか職員同士の連携が難しい。

「きっと誰かが見ているだろう」という慢心から、子どもが怪我をしたり事故が起ったりすることもあります。

一斉保育の場合は、若い先生がベテランの先生の保育を勉強できる一方で

ベテランの先生が「若い保育者を育てる」という意識を持たないと

若い保育者は保育の補助としての役割から脱することができません。

 

ただし、職員のお休みは取りやすいんですよね、一斉保育の場合のほうが。

実際担当の子どもがいると有給とか急な病欠の時には

職員にも、何より子どものことが気がかりで休んだ気がしなかったことも正直あります。

 

 

 

今の保育所事情はどうなんでしょうかね。

「答え」のない保育という現場だからこそ

どういう形が一番ベストなのか

考え、話し合うことが子どもたちのよりよい未来につながっていくのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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